日々のこと

兵庫:佐用の家 オーナーズボイス

初めて図面と模型をもらった時、本当にこんな家が建つのかな?
というのが最初の感想で、そのくらい今まで自分が見て持っていた「家」のイメージとはかけ離れた提案でした。そんな多少の不安もある中決断し、打合せを重ね細かい所をつめていく中で、先生は、当初の形を残しながらもこちらの要望を最大限に盛り込んで下さいました。工事が進んでいき家が形となって現れ始めた時、素人の私達は「こういうふうな形になるんだ!」「こういうふうな使い勝手になるんだ!」と驚き、嬉しさの連続でした。当初抱いていた不安も期待、希望、喜びへと変わっていき、毎日現場へ足を運ぶのが楽しくて仕方がありませんでした。また、先生に任せていたら絶対に間違いないという思いも強くなり、建築中は細かいことでもすぐに相談し意見を仰ぎ、この家を作り上げていただくことができました。

この家に住み始めてもうすぐ4ヶ月、田舎のせいもあってかすっかり有名な家になっています(笑)。 周りの人からは、外観のイメージと中がぜんぜん違う!とよく言われます。外観は角角しているので、まずリビングに入って大きな曲線に驚くみたいです。「全部がニッチだね」と言ってくれた人がいました。そう言われたら、家の真ん中を通り抜ける長い曲線に大小のニッチが沢山付いている、そんな家でもあります。例えばリビングには、テレビ台も、パソコン台も、窓も、ソファ代わりのベンチも全てがニッチ・・・ベンチに横たわる娘を見ているとニッチの中に収まっているのでそれも面白いです。

家に帰ってきて、扉を開けてまず見えるリビング兼廊下の景色が大好きです。先に進むにつれ緩やかに広がりまた緩やかに狭まるこの形がなんとも言えません。その緩やかに狭まった曲線を曲がって、突然目の前に広がる大きな窓からの景色はまた異空間のような気がします。ここでお茶を出すとカフェみたい!とよく言われます。キッチンに立って、和室で遊ぶ子供達、その向こうに見える外の景色、そんな眺めに幸せに感じます。夜ベッドに横になり上を見ると、低い天井と高い天井が目に入り、不思議な気持ちになります。毎日がワクワクした楽しさと、ゆったりとした落ち着きの中にあるような、そんな家です。

正直、図面を頂いたときは、狭いんじゃないかな?という不安がありました。でも日常生活の中で狭さは感じません。無駄を無くして必要最低限な部分を盛り込んで下さった家だと思っています。よく「この曲線は住み心地としてはどうなの?」と聞かれますが、家の中はワンフロアですが、この曲線が優しく空間を仕切ってくれています。家族が見えていないけど、気配は感じる、その仕切方がこの曲線を通してすごく優しく感じます。これからどこにもない私達だけの楽しい生活スタイルがこの家で築いていけそうです。

家を建てて下さった、先生方、業者さん方、全ての方達に感謝の気持ちで一杯です。建築家さんとの家作りは、正直勇気のいる決断だと思いますし、また根気が必要です。でも自分達の思いがいっぱい詰まったどこにもない、まさに「自分達の家」が出来上がります。沢山の建築家さんの中で、藤原さん室さんと出会えた事をとても嬉しく思っています。

素敵な家をありがとうございました。

これからもお世話になりますが、よろしくお願いします。