刈谷の家 House in Kariya

刈谷の家
敷地は大きな河沿いに面し、河川敷には公園や競技場があり、それら
の景色が眺められる環境にありました。

その地にはクライアントが育った母屋が建っており、母屋の一部の土
地を分割し新築する計画でした。

母屋と今回計画する家との視線の関係、気配感のバランス、既存の
庭の活かし方、そして河川敷への視線の抜け感を意識しながら検討を
進めました。

家の構成は2階建てですが、2階は河川敷が眺められるフロアがある
のみで、家の用途は1階にまとまっています。

庭側はリビングから全体が眺められるよう窓をとり、河川敷側は隣接
する道路を通行する人との目線を遮るため、上部に開口を設け、空が
部屋全体から眺められるように開口高さを配置しました。

外観は、視界が開けるY字路からの目線に対して建物の高さを抑える
ことで周囲への圧迫感を減らし、また片流れ形状により開口部分を含
めて抑揚ある内部空間をつくりだそうと考えました。

刈谷の家
用途 専用住宅
家族構成 夫婦+子供2人
場所 愛知県刈谷市
敷地面積 397.61m²(120.28坪)
建築面積 96.65m²(29.24坪)
延床面積 112.08m²(33.90坪)
構造 木造
階数 地上2階
竣工年 2021年
写真撮影 平桂弥(studioREM)