柏原の平屋 House in Kashiwara

柏原の平屋

もともと所有されていた敷地で、駅前ということもありずっと長い間駐輪場として使われていました。
そこにお二人暮らしの小さい平屋の依頼があり計画が始まりました。

周辺環境は線路に近いということもあり、電車の音を抑える必要があることと、人通りも多いなか、落ち着いて過ごせる空間をどのように作っていくかが検討のポイントとなりました。

お二人暮らしということもあり部屋数はあまり無く、クライアントの要望はワンルームに感じられる空間にしたいとの事でした。また趣味としてバイクを保管したり、お花を生けたりすることを楽しめる家にしたいというご希望もありました。

奥行きのある敷地形状なので、建物形状も長細い形となりますが、奥の部屋まで光を廻したいことと、電車が行き交う音を防ぎたいこともあり、建物を手前と奥を分割する感じで、間にサンルームを設けました。分断した空間に橋を渡すように通路を作りました。

また、分断した空間を視覚的に連続させるように、緩やかな弧を描く壁を玄関から奥まで設けることで家の奥行き感と一体的な雰囲気が出来たかと思います。

柏原の平屋
用途 専用住宅
家族構成 夫婦
場所 大阪府柏原市
敷地面積 180.69m²(54.66坪)
建築面積 88.29m²(26.71坪)
延床面積 88.29m²(26.71坪)
構造 木造
階数 地上1階
竣工年 2023年
写真撮影 平桂弥(studioREM)