鉄の茶室 Metal Tea Room
CHARLEY チャーリー東京事務所
ショールーム部分は黒皮鉄で製作された茶室と、その茶室を通り抜けるように、長いテーブルが配置されています。事務所部分とショールームは、長谷川等伯の松林図屏風が印画された、屏風形状の壁により区切られています。
「茶室」、「松林図」はオーナーの希望によります。また、ショールーム部分に打合せテーブルが必要という要件がありました。
チャーリー大阪事務所へ会社の様子かを見学させていただいた時に、企画されている物を拝見し、どこか「遊び心」を感じました。企画されている品々と、古風な要望という見た目の違いの大きさに、戸惑いはしましたが、「遊び心」というものに共通点があると感じていました。
「茶室」は遊びの形であり、茶の湯は浮世の雑事を忘れて過ごす遊びだとも思います。
「松林図」は、ぼんやり浮かび上がる松の木。薄く刺す光、大気、葉のさえずり草いきれ、輪郭は不明確だが、確実に存在する生の鼓動とも評されています。
「茶室」、「松林図」の情景に長いテーブルを配置し、雑貨を並べる遊びを加えています。長いテーブルを巡ることで、屏風状の壁を体感する。長いテーブルに意識を向けると茶室があり、テーブルの上に置かれる雑貨類とともに、茶室も一つの雑貨的な要素として見立てられたらという思いがあり、茶室の窓を通して、テーブルが続いていくように見せる計画としました。
見方を変えて、茶室の窓からの風景は、長いテーブルを眺めることで、自分自身もテーブルの雑貨と同化して、雑貨の一部ではないのか、と思っていただけると面白いかという思いがあります。
用途 | オフィス |
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家族構成 | その他 |
場所 | 東京都 |
敷地面積 | - |
建築面積 | - |
延床面積 | - |
構造 | 鉄骨造 |
階数 | 地上1階 |
竣工年 | 2012年 |
写真撮影 | 矢野紀行(矢野紀行写真事務所) |
出版/受賞
- 2022年 01月
- Archidailyに掲載されました
- 2013年 03月
- MARK♯42(オランダの建築専門誌)
This tea room is located inside of an office. The company does sales planning for general merchandise, and wanted to add a touch of Japanese design in their office gallery. We proposed to make a tea room with wrought black iron, which has a great view to the gallery space.
Use | office |
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Family | the others |
Location | Tokyo Metropolis |
Site Area | - |
Building Area | - |
Total Floor Area | - |
Structure | steel |
Stories | 1 |
Year | 2012 |
Photographer | Toshiyuki Yano (Toshiyuki Yano Photography) |
Publishing / Award
- January 2022
- ArchDaily
- March 2013
- MARK♯42