四条大路の家 House In Shijooji

大きく区画整備された、静かな住宅地に建つ木造２階建ての住宅です。
施主さん家族は、ご自身がトライアスロンをしているという元気なご主人さんと、しっかりとした奥様、そしてかわいい娘さんと、かしこいミニチュアダックスです。

要望は、大きな土間から出入りし土間とリビングとのつながりが欲しい。素材に自然の木の床や漆喰を使いたいといった要望を受け、全ての部屋が土間部分と繋がりがある計画をしてゆきました。
外観は漆喰の外壁と、いぶし銀色の鋼板屋根が大きく片流れで被さっています。

建物の配置は、南側の庭に向かって屋根が下りていきます。全体として、日を遮るように大きな庇が被さって、その大きな庇の下にいろいろな部屋があるような感じです。軒を深く頭があたる程低くしています。一間ほど外壁から張り出して、その下に広々としたぬれ縁部分があります。

内部は、深い軒部分があるので木製の建具の開口部を全開しておいても、通常の雨は入りません。また、あまり直接の日光は入らず、やわらかな間接光が部屋全体に広がり、所々のスリット状の窓が時間の移り変わりによって、いろいろな光の効果を作ってくれます。

This house is located in a quiet residential neighborhood with readjusted sections of vast land. We wanted our design to blend well with the atmosphere of the neighborhood. The client requested for us to make a spacious lowered entranceway and to use natural materials such as wood and plaster. We proposed a design where every room is connected to the lowered entranceway. The exterior wall is made of plaster, with a smoke-colored shed roof. The long eaves protect the house from direct sunlight while inviting some light from the garden inside the house. The slit windows below the roof have various lighting effects at different times of the day. You can enjoy the horizontal view toward the garden framed by the eaves.