上本町の小さな家 Tiny House in Uehonmachi

大阪市内、交通の利便性高いビル街から徒歩圏内。住宅街の多くはマンションが密集するエリアという立地に建つ小さい家です。

敷地の大きさは、32.15㎡(9.72坪)、敷地の短辺長さは3.38m。家が建つ前の敷地の状況は、1台分の車の駐車場でした。 そこに家族4人、車1台の駐車スペース、寝室、子供室等々といった単世帯家族の要望をまとめていきました。
構成は、半地下部分に寝室、1階は玄関、その上のフロアは洗面、浴室。次の上のフロアに子供部屋。その上にリビング、 その上にダイニング、キッチン。一番上のフロアはワークデスクのある場所。そして、屋上へと、各フロアが階段により繋がっています。 全部で7層のフロアで構成されています。

小さい家では数字の上では面積が広げられないため、どのようにして視線の抜けを確保し、どのようにして圧迫感を抑えていくのかが 大事なことの一つとなっていきます。 この家では、スキップフロアによって得られる視線の抜け方をできる限り生かすということで、広がり感をつくりだそうと考えています。 基本的には、あるフロアに居るときに一つ下と、一つ上のフロアが見えているというように設計しています。 そのことを守っていくことで空間の広がり感は生まれていきます。 また、今回は階段を邪魔に感じないようなデザインにしていくようにも心がけました。

上本町の小さな家
用途 専用住宅
家族構成 夫婦+子供2人
場所 大阪府大阪市
敷地面積 32.15m²(9.73坪)
建築面積 24.83m²(7.51坪)
延床面積 90.34m²(27.33坪)
構造 混構造(鉄骨造+RC造)
階数 地上3階/地下1階
竣工年 2016年
写真撮影 藤原・室建築設計事務所

The house is in walking distance from a convenient downtown high-rise area. We saw a potential that there is a wide street facing the land and there is less restriction in terms of regulatory requirements. The client wanted a spacious house. We took care of the details, such as a split-level floor plan that creates a sense of height, adding various eye movements as well as a sense of connection. The shape of the stairs is designed to be permeable.

Tiny House in Uehonmachi
Use residence
Family a couple with two children
Location Osaka Pref.
Site Area 32.15 sqmt
Building Area 24.83 sqmt
Total Floor Area 90.34 sqmt
Structure steel + RC
Stories 3/B1
Year 2016
Photographer FujiwaraMuro Architects