阪南の社屋改修 Office renovaion in Hannan
オーガニックな製品をつくっている会社からの依頼で、現在の人工的な青と白の外装全体の塗替えをしたいという内容でした。
クライアントや社員に対して、製品とイメージが合った外観の印象を与えたいという希望でした。
現地確認すると、車で来社されるクライアントや、新入社員候補に対してイメージを向上させるには、建物外観だけでなく、むしろアプローチを整備することが大事ではないか、という考えに至りました。
元々車道と来客の通る動線が一体となっており、社屋の入り口まで区切りがありませんでした。
建物入口には作業スペースが隣接しており、トラックやカートなどが激しい動きをしていることもあり危険な状態でした。
そのようなことから、既存の花壇を移動し、アプローチのスペースを確保することで、来社する方への会社イメージの向上と、安全性を同時に達成できることを提案しました。
アプローチの塀は斑になった表情のある鋼鉄製とし、圧迫感を軽減するためルーバーとしました。
ルーバーは曲面の形状とし、力を加えると少し揺れ、鋼鉄製でありながらもゆらぎを感じさせるようにしています。
アプローチの床は白系の天然石とし、ルーバーに太陽光が当たり、ルーバーの陰影が石の目地と交錯し、時間による変化を感じさせます。
阪南の社屋改修
用途 | オフィス |
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家族構成 | その他 |
場所 | 大阪府 |
敷地面積 | - |
建築面積 | - |
延床面積 | - |
構造 | 鉄骨造 |
階数 | 地上1階 |
竣工年 | 2024年 |
写真撮影 | 平桂弥(studioREM) |