お寺と幼稚園 Temple and Kindergarten

お寺と幼稚園

敷地は、大阪駅近郊の下町でにぎやかな場所です。

大阪駅北側の開発による道路整備等により、お寺に隣接する幼稚園の園庭が縮小されることとなり、その不足を補う為にピロティーを設ける建てかえの計画でした。

計画内容は、1階ピロティー、2階幼稚園講堂、3階お寺、4階住居という構成になっています。

1、2階が幼稚園として、3、4階がお寺側として利用されるということで、その2つの区分けを外観として表現し、用途と外観を関連付けるデザインを検討しました。

建物の真ん中を、スリット状の窓により上下で区切られる外観となっています。スリット窓はこの計画の中心でもあるお寺部分の窓となり、そこからは街並み全体を眺めることができます。

上部の住宅部分は、外観からは気配が感じられないよう配慮し、屋上にトップライトを設け、住居部分にサンルームをつくり解放感を得られるよう計画しました。

夕景は、スリット窓から光が漏れ、街並みに紛れながらもお寺の様子が姿を現します。

お寺と幼稚園
用途 その他
家族構成 その他
場所 大阪府
敷地面積 246.09m²(74.44坪)
建築面積 138.02m²(41.75坪)
延床面積 512.72m²(155.10坪)
構造 鉄骨造
階数 地上4階
竣工年 2023年
写真撮影 平桂弥(studioREM)