日々のこと
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松屋町探検隊

風景松屋町探検隊なるものに参加した。

貸し自転車
のオダギリさんの案内で、松屋町を自転車でうろうろとした。


前半は松屋町を離れ、世界遺産熊野街道を北へ。


途中、道路ではなく大阪城時代からある下水道によって住所の区切りがなされていたり、江戸時代からある釣鐘があったりと、何気に通り過ぎていた町に少し詳しくなり、空庭カフェへ。

看板がなければ全くわからない、生活感あふれるペントハウスカフェ。おかんがつくった昼食を食べながら、地名クイズ。ビル街のど真ん中、でも不思議にゆったりとした時間が流れていた。


後半は松屋町のメイン通りを通って細い路地の中へ。

オダギリさんのお気に入りスポット ポコペン や長屋を改装した複合施設と巡る。




オダギリさんの説明で印象に残ったのは、松屋町―谷六の間がくぼんでいる地域が実は、瓦を生産するために土を掘削した後だということ。


秀吉が東西に川に囲まれた大阪城の弱点、南面を強化させる為に兵士の駐屯所としても利用できる様、南側に寺社を集中的に配置することに伴って、この地で瓦が大量に生産されたらしい。


そう言われてみれば、瓦屋町といった地名がすぐ近くにある。
あとは以前から気になっていた餌差町。鷹に餌をあげていたことから名前がそうなったそうである。




一番印象に残ったのは風景は、最近長屋が壊されて今にもマンションが建つという駐車場の空き地と、その先に見える長屋のコントラスト。そして、その前には理想を追求したが潰れてしまったカフェの廃屋がある。理想を追求するだけでも空回りするだけであるし、でも、目先の利益だけでは魅力ある町並みが形成されない。それは結果的に町の活性化をなくす方向にはたらいていく。難しい問題である。



以前、まち研でも松屋町ツアーをしたが、今回はまた違う側面を発見できた。気になるところが色々あったのでまたぶらぶらと散策してみたいものだ。

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