日々のこと
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河合寛次郎記念館

曇り空のなか、河合寛次郎記念館に行ってきた。京都の東区、五条通りから少し入ったところにある記念館は、河合寛次郎が飛騨の民家を主な参考として建築したもの。

中庭型の建物となっており、庭に面して、和室、茶室、工房など大半の部屋が配置されている。建物に入っていくと、エントランスには滑車のついた吹き抜けスペースがあり、2階にはその吹き抜けに面して部屋が配置されている。この吹き抜けは一見の価値有り。

そして敷地の奥には登り窯があり、外観からは想像もつかない広さの建物である。

この記念館は、展示方法が面白い。何かを見るだけでなく、極力近づけ、触れるようになっている。大半の椅子に座れ、茶室にも入れ、釜も触れ、入れ、一部座敷にも入れる。さりげなく作品が置かれていたりする。文字を書いたパネルもほとんどない。よく見てみると民芸の椅子、椅子、椅子のオンパレード。

ついつい長居してしまい、暗くなってくる頃に館を出ようと周りを見ると同時間に入場した青年はまだ居る。

季節によって展示が少し変わるそうである。楽しみだ。
http://www.studiomiu.com/kanjiro/

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