日々のこと
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吉野

吉野の山奥、知人の別荘へ行ってきました。
当日は十数人の方々がお集まりになり、屋外鍋大会となりました。
山の空気はおいしく、敷地が山の中腹にあるので,眺めが良い。そのような鍋は皆さん初めてだったようで、あまりのおいしさと気持ち良さに前半は無言で黙々と食事をされていました。

建物には年季の入った釜や薪風呂があり、建物が経てきた年月を感じさせます。
日が暮れてくると一気に気温が下がり、ここの環境の厳しさを感じます。しかし、つい2年前までは90歳のおばあさんが一人で住んでいたとの事。

山中の細い道からさらに坂道を登るこの建物は、維持が困難になってきているようです。昔は萱葺きで、建設作業は近所の人が総出で工事をしたらしいのですが、だんだんと過疎化、高齢化が進み、そのような工事は不可能とのこと。
昔の建物は,環境にある素材を使って、専門家でなくても建物を工事できるようになっていたのですが,それが近代的な素材に置き換わると同時にある環境では住まいを作ることが困難になってきているということなのでしょう。

食後はメンバーの大半がウクレレを演奏できる方々でしたのでウクレレセッションとなりました。
その後、芸能の神様がいらっしゃる天川弁財天へ。夜にもかかわらずギターをもった海外の方や、全国を訪ね歩いている女性―翌日に弁財天でチベットの踊りをするとのこと―の方が居て、不思議な場所でした。
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