日々のこと
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だん王保育園

独自のレベルの高いプログラムを持つ保育園があるということで、京都にあるだん王保育園に行ってきた。ちょうど発表会の展示の準備中であった。この園の発表会は有名らしく多数の見学者があるらしい。海外での評価が高いらしく、世界数学学会で発表されたレジメを頂いた。

実際に作品展に向けて製作している授業を見学させてもらった。
猿を粘土でつくっているのであるが、各自が独自の猿をつくろうと懸命になっている。
実際に園児同士で「おれの作品をさわるな。」などといった発言もあり、プライドをもって造っているようだ。創造力あふれた作品が出現するプロセスが垣間見れた。

独自の教具に対する考え方があり、一見すると一般的なものと同じように見える教具であっても色々と仕掛けがあるようだ。平面の上下から始まり、左右、色、そして空間の認識から創造へとつなげていくプログラム。一見同一に見えるものでも、それぞれに違いを持たせることで、空間の認識の密度を増やす。そして、運動機能が発達すると共に、自ら空間認識を広げる機会を広げる、それと発見させるプログラムとつなげていく。
知能の発達と運動機能の発達には密接な関係があるらしく、鉄棒一つつかむだけ、トンネルを一つ潜るだけでもそれに意図がある。ちょっと訪問しただけでは全てはわからないが、乳児から幼児にかけての教育の奥深さを教えていただいた。

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