光が伝う木壁の小さなガレージハウス
第三回目は美章園の家をご紹介します。
この住宅は30坪に満たない敷地に建っています。
建築自体の面積は18坪と小さく、狭小住宅に分類されます。
敷地自体にゆとりがなく、車を止めることが困難な場合は住宅の一階部分を
ガレージとして計画することで、小さな敷地を無駄にすることなく活用することができます。
住宅の玄関はガレージの奥にあり、建物の外観にはガレージの大きな扉だけがあります。
そのため、雨に濡れずに住宅に入ることができます。また、ガレージと直接つながる小上がり的な部屋は
縁側のように使うことができます。
本来、建物の一階部分をガレージにすることでガレージ自体は暗くなってしまいがちですが、
この住宅では三階まで続く吹き抜けと天窓からの光が木の壁を伝って落ちてきます。