積み重なったボックスの隙間から車を眺めるガレージハウス
第24回は鶴見区の家をご紹介します。
こちらの物件は、ご依頼当初ご実家をリノベーションをするということで、計画がスタートしました。
しかし計画を進めていくうちに、リノベーションではなく、新築にするということで計画を再スタートしました。
計画地の敷地の状況から、道路に対して、プライバシーを守りつつも、建築の中に、自然な表情を作り出すことを目指しました。
プライバシーを確保しつつ、光や風を取り込むために、各部屋をボリュームごとに分割し、それらをずらしながら積み重ねて、
空間を作っていきました。
ボックス同士の隙間からは光や風が入り、浮いているボックスからは縦横に入る光やその反射が、
建物内に変化や奥行きを感じさせるようになっています。
また、ガレージをボックス同士の隙間に設けることで、高い天井と大きな開口から車を全方位
から眺められるようになっています。
同じ形式の坪庭があることで、ボックス同士の隙間から空が見え、広がりのある建物になっています。
ガレージは既製品のシャッターやオーバードアを使用せずに、建物の外観に合わせて、
制作した引き戸になっており、大きな引き戸を開けると、ガラスに囲まれたガレージになっています。