仕上げのコミュニケーション

建築の仕上げは、まずはクライアントの好みのイメージから始まるのですが、好みの素材や色をどこに使っていくのかは建築と仕上とのコミュニケーションとなります。
例えば、木やコンクリートや石を使いたいというクライアントに対して、どの素材を多く使いたいか、また床や壁など、どこに使っていきたいかなどは設計者とクライアントとのコミュニケーションによって決まってゆく。
素材をどのように建築に活かしていくかは、計画される建築と素材とのコミュニケーションによるかと思います。
計画される空間には、ひとつひとつ特徴が出てきます。例えばブロックが重なったような外観、空間であったり、壁と屋根が分離されているような感じだったり、曲面が特徴的な建物だったりといったところでしょうか。そういった特徴に対して素材を決めていくことがあります。