日々のこと

ガレージハウス

ガレージハウス:シャッター

第29回目は私たちが今まで、設計してきた、オリジナルのガレージ扉をご紹介します。

製作のガレージ扉の良い点の一つはガレージの室内側から見ても、きれいな見た目になっていることが挙げられます。

大阪豊中の鉄筋コンクリートRC造のガレージハウス_ガレージ

一般的なガレージシャッターは表面(外観)はきれいなのですが、裏側(室内)
は機械や金物などが多く、ガレージ内で過ごされる方や、室内側から車を眺められる方にとっては、それがノイズになってしまうことがしばしばあります。
そういった場合には、製作のガレージ扉をご提案させていただくことが多いです、

第1回目にご紹介した名張のガレージハウスの扉です。

幅が約3.0mもある引き戸で、木材の仕上げ材になっています。
全開にするとガレージ奥の中庭まで見通すことができるようになっています。

大阪豊中の鉄筋コンクリートRC造のガレージハウス_外観_昼

第5回目にご紹介した豊中の家の扉です。

外観の杉板と合わせて、三枚の引き戸のガレージ扉としています。

大阪松原のガレージハウスの外観_コールテン鋼の引き戸

第7回目にご紹介した松原のガレージハウスです。
錆仕上げのスチールの引き戸で、白い外壁とコントラスをつけています。

 

ガレージハウス:シャッター

第27回はガレージシャッターについて、ご紹介しようと思います。

ガレージシャッターとひとくくりにしても、開閉方式によって、
種類は様々です。

建築家の注文住宅4/香川高松のガレージハウス

 

一般的に、車庫で使用されるシャッターは巻き上げ式が多いのですが、
弊社では、オーバースライダーシャッターをご提案させていただくことが多いです。

このシャッターの特徴としては、巻き上げるのではなく、天井に沿うように格納される点です。

巻き上げ式とは異なり、シャッターの面を構成する、一枚一枚の幅が大きく意匠性に優れています。

また、ボックスをつけることなく、シャッターを設置できるので、外観的にも、
すっきりとした見た目になります。

商品によっては、天井に格納する特性を生かして、木製の面材を使用するものもあります。

大阪真法院の家_RC住宅_外観2_昼

 

注意点としては、天井に、沿うように格納されるため、天井付けの設備の設置が難しくなる点があげれます。

カーショーケースのあるガレージハウス

第26回目は引き続き、か―ショーケースのあるガレージハウスをご紹介します。

建築主さんは趣味の車や、本やプラモデルなどを飾るための本棚や、
カーシミュレータを置くことのできるような、家を要望されていました。

ガレージハウスの実績は今までに、何軒もあるのですが、リフトを使って、二階の
高さに、車を持ち上げるガレージハウスは初めて計画しました。

一階は車のためのスペースとして利用するため、カーシミュレータを配置しています。

基本的に、建物への出入りは、車に乗りながら行うとのことでしたので、
建物前面は、すべてシャッターになるように計画しています。

二階に上がると、ガラスのショーケースのように、車があり、
ダイニングキッチンからも、リビングからも、三階へ上がる階段からも
車を眺めることができます。

また、本やプラモデルを飾るための、棚が壁一面にあり、車と趣味のものに、
囲まれた空間となっています。

三階は、眺望を楽しむ場所として全体を計画しており、
物見台や、浴室など、景色を楽しみながら、時間を過ごせるようになっています。

カーショーケースのあるガレージハウス

第25回目はか―ショーケースのあるガレージハウスをご紹介します。

こちらのガレージハウスは、もうすぐ竣工する物件です。

建築主さんが、車が趣味の方で、車を飾るように、停められるガレージハウスを
要望されていました。

また、敷地が川に面していることから、川を眺めたいという要望もありました。

そこで、一階はガレージとし、建物の全幅をすべてシャッターにしています。
ガレージ建物に入ると、車が二台並んだ奥に、カーシミュレーターと玄関があります。

そして、車用リフトを使用することで、車を二階の高さまで、持ち上げ、
二階のLDKの三方向から車を眺められるような計画をご提案しました。


また、本や、プラモデルを飾るための棚を壁一面に設けることで、二階は、趣味のもので囲まれた空間として、計画しています。

三階には、前面の開口から、川を眺めるための小さな物見台と、浴室を配置し、
前面の人通りを気にせずに、川を楽しむことのできる場所となっています。

 

 

積み重なったボックスの隙間から車を眺めるガレージハウス

第25回目は引き続き、鶴見区の家をご紹介します。

 

鶴見区の家の夜景の外観

 

こちらの敷地は、前面道路も狭く、隣地の建物とも距離が近い場所でした。

そのことも踏まえて、リノベーションから新築に計画が変わったタイミングで、どのようにして、

周囲からプライバシーを確保しつつも、広がり感や光、自然などを取り込んで行くかを検討していきました。

 

鶴見区の家の昼の外観

 

そこで、建物のボリュームを分割して、少しずつズレを作りながら、積み重ねていくことで、隙間からの光や視線の抜けを作ることをしていきました。

 

鶴見区の家の坪庭

 

また、ガレージと室内を連続的に見せることで、車を眺めながらも、建物のボリュームの連なりを見ることができる計画となっています。

ガレージは庇ではなく、壁や建物に囲まれていることを重要視されておられたので、建物と大型の引き戸で車を囲むような形状のガレージハウスとしました。

 

鶴見区の家の通路の夜景

 

車を建物で囲むように計画し、それに対応するように、坪庭も設けたことで、室内にガラスが複雑に入り込み、

視線の先で、外部と内部のレイヤーが重なることで奥行き感のある、不思議な空間に仕上がっています。

 

 

ガレージからも玄関にアクセスできるように配置することで、ガレージから直接室内を行き来できるようになっています。

 

鶴見区のエントランス

 

施主様がインテリアにもこだわり持たれていたので、鉄筋コンクリートのキッチンを提案させていただきました。

 

鶴見区の家のコンクリートキッチン

 

1階床がモルタル仕上げだったこともあり、キッチンが床から立ち上がっているような不思議なキッチンになりました。

 

鶴見区の家のコンクリートの二型キッチン

 

お施主様のこだわりのインテリアや車、外部空間がガラス挟んで、重なっていく、家のどこにいても、

広がりを感じられるガレージハウスに仕上がりました。

積み重なったボックスの隙間から車を眺めるガレージハウス

第24回は鶴見区の家をご紹介します。

鶴見区の家の昼の正面カット外観

こちらの物件は、ご依頼当初ご実家をリノベーションをするということで、計画がスタートしました。

しかし計画を進めていくうちに、リノベーションではなく、新築にするということで計画を再スタートしました。

 

ボックスの状の建築デザイン

 

計画地の敷地の状況から、道路に対して、プライバシーを守りつつも、建築の中に、自然な表情を作り出すことを目指しました。

プライバシーを確保しつつ、光や風を取り込むために、各部屋をボリュームごとに分割し、それらをずらしながら積み重ねて、

空間を作っていきました。

 

吹き抜けのあるボックス状の建築デザイン

 

ボックス同士の隙間からは光や風が入り、浮いているボックスからは縦横に入る光やその反射が、

建物内に変化や奥行きを感じさせるようになっています。

 

ガラス張りのガレージ

 

また、ガレージをボックス同士の隙間に設けることで、高い天井と大きな開口から車を全方位

から眺められるようになっています。

 

坪庭のある建築デザイン

 

同じ形式の坪庭があることで、ボックス同士の隙間から空が見え、広がりのある建物になっています。

 

引戸のガレージドア

 

ガレージは既製品のシャッターやオーバードアを使用せずに、建物の外観に合わせて、
制作した引き戸になっており、大きな引き戸を開けると、ガラスに囲まれたガレージになっています。

 

景色を眺める鉄筋コンクリート造のガレージハウス

第24回目は引き続き、北摂の事務所兼住宅をご紹介します。



鉄筋コンクリートの事務所兼住宅です。

コンクリートに木を組み合わせたボリュームが浮かんでいるような外観を

イメージして計画しています。

 

ガレージの内部です。

建築主さんからガレージにロードバイクを飾る場所、ミニカーを飾る場所、書類棚を

置くスペース、大型乗用車を二台並べて止める。など、多くの要望をいただきました。

そこで、設計側からの提案として、階段下のデッドスペースにロードバイクを飾る場所を

作り、スペースを有効活用しました。

また、玄関とガレージを仕切るガラスの一部をガラス棚にすることで、趣味のミニカーを

玄関、ガレージ両方から見えるように計画しています。

敷地の高さの条件が厳しく、天井高さを確保することが難しいなか、計画を進めていきました。

そこで、梁を見せることで、天井高さを確保し、コンクリートの素材感を表現する計画としました。

地上1階は個室となっており、天窓のある外部吹き抜けに面して開口部を設けることで、通風を確保しています。

地上2階のLDKは木材を使用し、コンクリートとは違った素材感を演出しています。

敷地近くの大きな樹木を眺められようにLDKは大開口とし、

広いバルコニーを作ることで外部でも過ごすことが出来る計画となっています。

ダイニングテーブルと一体型のキッチンです。

 

ダイニングテーブルにロースターがついたオリジナルダイニングキッチンになっており、海外製の冷蔵庫など

こだわりの詰まった計画となっています。

キッチンに立つとリビング、バルコニーと奥行きを感じられる計画となっています。

 


浴室はユニットバスではなく、在来浴室となっており、トップライトやオーバーヘッドシャワーなど
建築主さんの要望の詰まった建物のとなっています。

景色を眺める鉄筋コンクリート造のガレージハウス

第23回目は北摂の事務所兼住宅をご紹介します。

 

     

 

この物件の敷地は、道路面から、2m程度高くなっている土地でした。

この高低差を生かし、地下にガレージを設ける計画としました。

 

 


また、ガレージの間口を大きくとれる点と施主の要望により鉄筋コンクリート造の計画となりました。

 

 

法規上の制約が多い敷地という点もあり、天井高さを少しずつ調整しながらの計画となっています。

 

 


ガレージの天井を高く取ることが難しく、一般的な巻き上げ式のシャッターや、天井面に収納するオーバースライダーシャッターを
使用することができなかったため、横引きのシャッターを採用しています。

 


ガレージと玄関は地下に該当し、地上1階には各個室、地上2階にはLDKと浴室を配置し、

 

 


敷地近くの大きな樹木をLDKから眺められる計画となっています。

長崎:諫早のガレージハウス

第22回目は引き続き、長崎:諫早のガレージハウスをご紹介します。

 

     

 

この住宅の施主様は車とゲーム、プラモデルが趣味の方で、車いじりなどができる
ガレージハウスをご希望されました。
また、一般的な四角いお家よりも壁が乱立するようなデザインのプランを選ばれました。

 

 

基本的に寝室で過ごされるとのことで、1階にはダイニングキッチンとプラモデルや
お仕事をされるパソコンスペースがあり、それ以外はガレージになっています。

 

 

キッチンで料理しながらガレージの車を眺めることができような配置になっています。

 

 

玄関から中に入ると車が出迎えるような形になっており、車の横を通り過ぎるような形で
部屋の中に入っていきます。

 

外に対して、開放するよりも、しっかりと閉じることを希望され、建物の開口はスリット窓
が基本になっています。

 

 

そのため、日の光を取るためにトップライトをつけ、
吹き抜けから家全体に光が回るような計画になっています。

車を眺めるためのガレージハウス

第21回目はプロジェクトの中から、諫早のガレージハウスをご紹介します。

 

こちらのプロジェクトは、車がご趣味の施主様からご相談になります。

 

 

こちらの住宅は2人暮らしを想定しており、車を二台入れられるガレージハウスをご希望されました。

 

 

プランとしては1階にダイニングキッチン、趣味スペース、ガレージがあります。

 

 

1階は家のどこにいても、車が目に入るようなプランになっており、
敷地と全面道路との高低差を利用した、高さの違うガレージに車を配置しています。

 

     

また、施主様の要望は、景色よりも車を見たい、ということでしたので、
開口部は最小限になるように、乱立する壁の隙間に配置しています。