日々のこと

大阪:美章園のガレージハウス

光が伝う木壁の小さなガレージハウス

前回に引き続き美章園の家をご紹介します。

この住宅を計画する際に建築主さんのご希望でガレージ部分は車の駐車以外にも使いたいとのことでした。

そこで、この住宅ではガレージと繋がる小上がり的な部屋を作ることで、縁側のようにして腰掛けることができます。

この部屋は将来的に、建築主さんのご両親が使われるとのことも想定されています。

ガレージから車を移動させたときには大きな土間スペースとしてご友人方と過ごされたり、遊ぶことのできる場所となっているそうです。

ガレージはビジュアル面も考慮して、シャッターではなく両開きのシルバー色のドアを特注で製作。
ガレージの扉を開放することで、前面の道路とつながりを感じさせます。

敷地自体が小さくとも開放的な外部空間をることができます。

光が伝う木壁の小さなガレージハウス

第三回目は美章園の家をご紹介します。

この住宅は30坪に満たない敷地に建っています。
建築自体の面積は18坪と小さく、狭小住宅に分類されます。

敷地自体にゆとりがなく、車を止めることが困難な場合は住宅の一階部分を
ガレージとして計画することで、小さな敷地を無駄にすることなく活用することができます。

住宅の玄関はガレージの奥にあり、建物の外観にはガレージの大きな扉だけがあります。
そのため、雨に濡れずに住宅に入ることができます。また、ガレージと直接つながる小上がり的な部屋は
縁側のように使うことができます。

本来、建物の一階部分をガレージにすることでガレージ自体は暗くなってしまいがちですが、
この住宅では三階まで続く吹き抜けと天窓からの光が木の壁を伝って落ちてきます。