大阪:西田辺の家 を公開しました
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丸く切り取られた空が眺められる天窓を計画して、その天窓を軸に回り階段を上がりながら、スキップフロア状に部屋が何層にもわたり徐々に上がっていきます。
西田辺の家がお引き渡しとなりました。
鍵をクライアントにお渡しして、数日後にお引越しがあり、新生活が始まるといった流れとなります。
計画から今まで、クライアントさんとは長いお付き合いでしたが、ひとまずひと段落となります。でもまたこれからお住まいになってからも、様子をお伺いするなどで続いていきます。
この家は、テレビは無く、家にはディスプレイが無い生活をされます。
最近プロジェクターを利用される方も増えてきて、日常テレビ番組などなど映像を眺めるときは、この家も利用されるようです。
今回、プロジェクター用にスクリーンを天井に仕込んだのですが、けっこう家の壁に映すのもいいなぁ〜、という話しになりました。
全体の照明が設置されて、電気も付くようになったので夜に照明の雰囲気がどんな感じか確認にお伺いしました。
今回はまわり階段が家の中心となり、部屋が階段に沿うようにぐるぐると回っている感じでもあり、まずは、階段の中心上部から強い光を下に落とし、天井の段差際にライン照明を仕込んで建物の特徴が現れる照明計画を検討しました。
光の強さ、影の落ち方などなどが確認できました。
近々竣工撮影の予定です。
お引き渡し前に、クライアントさんと工務店さんと一緒に家を廻り補修箇所がないかを見ていきます。
補修箇所であるのは、塗装の塗りムラだったり、クロスの貼り方がうまくいってなかったりする部分や、汚れがあったりする部分などです。
今回も何点かの箇所の補修をお願いしました。
座りやすいところが沢山ある家なので、ついつい腰掛けて、くつろいでしまう家でもあります。
工事もほぼ完成してきました。
まわり階段も計画から検討して、難しい大工工事や手摺の金物工事を経て、完成しました。
ついついいつも、まわり階段中心から見上げてしまいます。
階段下の形状の階段状になっているところも、とても綺麗です。
あとの予定は、完了検査、そして竣工撮影となります。
大工工事がひとまず完了しました。
今はクロスを施工する前に、ボードどうしの継ぎ目の下地処理をしている状況です。
内部空間ははっきりと見えていますが、なかなか把握しにくい形状です。
ぐるぐるとまわり階段でリビングのあるいちばん高いフロアまで上がるのですが、また下がってゆき、まわり階段途中にあるワークデスクのあるフロアに繋がるといった動線になっております。
そろそろ工事終盤です。
まわり階段の形状が出来上がりました。
写真は上から見下ろした様子です。
きれいなうずまき形状が、下へと降りていっています。
仕上げが進むとまたさらに良く見えるだろうなぁ、と思いました。
工事中の現場の様子は、どこの工務店さんも大きな違いはないのですが、細かいところで特徴があります。
通常、監督さんと主に私たちは工事中打合せを行うのですが、大工さんともよくしゃべることになる現場や、ほとんど大工さんとしゃべることがない現場もあります。まあ大工さんの性格もあるかもしれませんが。
また、工事現場が非常にきれいな現場とか、ちょっと散らばっている現場等々。
ただ、そんな状況によっていいか、悪いかという感じでもなく、工務店の特徴かなあと思っています。
この現場は、綺麗に描かれた施工図が、ところどころに貼ってあり、ふと現場で話し合いするときに便利な感じになっています。
丸い天窓とともに、周辺の天井の形状も様子が見えてきました。
丸い窓の下は廻り階段があって、その階段上部の天井も段々とした形状でまわっております。
見上げるとその見え方が面白く、きれいでした。
現場はそろそろかたちが仕上がってきて、仕上げ工事へとはいろうとしています。
家の特徴ともなる、家の中心に位置するまわり階段の製作に入っています。
写真は上から見下ろしているところです。
難しい施工でもありますが、だんだんとかたちが見えてきています。
綿密な施工図で打ち合わせを行い、いろいろと検討するところがはっきりして、あとは大工さんに綺麗に施工してもらっているところを、見守るばかりとなります。