平屋について7 小さく住んで広く使う
前回外の紹介に続き、室内の紹介です。
家の中の要望としては、2人暮らしの住まいでありながらも、この住まいは将来雑貨のお店もできるようにしたいということでした。
お子さんが版画や染物などの作家をされていたりして、そういったワークショップなどができるようにもしたい。
そこで、庭から連続する通りは、天井が高く大きな空間のリビングダイニングスペースとして、外との連続感を高めた設計としています。
ですので、通常の家に比べて、通りに面してわざと見えるように、大きなガラス面をつくっています。
リビングダイニングには、大きなテーブルを置けるようにしています。
特注の大きなテーブルをオーダーされたそうで、ワークショップはもちろんのこと、いろいろな作業もここで出来そうですね。
周囲には、絵など展示できるようにもなっています。
また、人が来たときに、書斎を建具で閉じた状態にもでき、プライバシーも守れるように。
書斎は、親戚などの来客があったときには、宿泊できる部屋になります。
おじいさんやお孫さんが集まれば、皆があつまるリビングダイニングとつながるスペースになったりと、いろいろに活用できるように考えています。
現在は、親戚が集まると、皆がこの部屋に集まって食事をするスペースになっているそうです。
わざと段差をつけて心地よい雰囲気にしたのですが、その効果があったのかもしれませんね。