馬頭広重美術館3
内部のエントランス部分の写真です。
屋根は3重になっており、ルーバー 硝子 ルーバー、となっています。
内部のエントランス部分の写真です。
屋根は3重になっており、ルーバー 硝子 ルーバー、となっています。
馬頭広重美術館の外観は写真で撮影しても、なんだかしっくり来ず、間延びする。こちらに迫って来ないのである。ここに来る前に見た写真もしっくりこなかった印象がある。焦点が定まらないのである。
現地に来て分かったのだが、後ろの山の景観に配慮し、できる限り印象を薄くしているのだ。
屋根に勾配を付けることで、アプローチ(レベルが低い)から見たときに、屋根の勾配に沿って目線が山の方に抜けていく。後ろの山にひれ伏すようにして建物があるのであった。
しかも、アプローチが建物を貫いているので、うっかりすると建物を通り越して後ろの山まで抜けてしまう、といより抜けるようにつくってある。
栃木の建築シリーズが続きます。
次は石の美術館と同じ設計者 隈研吾氏の馬頭広重美術館です。
外観は目立たず隠れるような、なんとも素気なく、ひたすら長いボリュームの建物です。
車で案内をして頂いたおじさんは「倉庫にしか見えん」とのこと。
狭小地の住宅が完成しました。
敷地14.5坪に建つ鉄骨3階建の住宅です。
1Fは駐車場と水廻り。
2FはLDK
3Fは居室となっています。
狭小地にありがちな、隣地との窓や排気のバッティングを避け、採光と通風を考慮しており、内部に中庭を設けています。
他の写真のほうは、後日HPの方に掲載する予定です。
設計した犬小屋が本に掲載されました。
「犬と暮らす家」株式会社ワールドフォトプレス 社
一応、発売は29日の月曜です。
さすがにブルドックの犬小屋は珍しかったのか、一番初めの方に載っているので記事は直ぐ発見できます。
他にも興味深い記事が沢山ありますので、犬好きの方は必見です。
よろしくおねがいします。
石の美術館5
石の茶室です。
間接照明で昔の倉庫部分の壁を照らし、その手前に石の列柱が連続して並んでいます。
石の美術館
光がもれている開口部です。硝子が入っていません。
石の美術館内部です。
展示より、建物空間そのものの方が目に付くのは、私が建築業に携わっているからでしょうか。
石の美術館2枚目の写真です。
新築部分は石が細長く積み上げられ、所々に開口部が設けられています。
栃木県 石の美術館(隈研吾)を見学してきました。
通常、建築で石が用いられた場合、重たいイメージになりがちなのですが、石の美術館は、石がたわむぎりぎりのスパンやサイズで構成された石のルーバー、薄くスライスした石を光が透過するなど、従来の石のイメージを変える試みが随所にあり、見所が沢山でした。地元でとれる芦野石のマットでやわらかい質感がつくりだす雰囲気もこういった試みに合っているということもあるのでしょう。
写真左と右奥に見える蔵は戦前からあるもので、それらを残したままで美術館が構成されています。この新旧石の対比も、この美術館の一つの面白さでした。