大阪:南千里の家2

先日工場に見に行った階段が、
現場に取りつきました。
思っていたより丈夫で、大きく揺れることなく、
かっちり取りつきました。

先日工場に見に行った階段が、
現場に取りつきました。
思っていたより丈夫で、大きく揺れることなく、
かっちり取りつきました。

建築の設計に長年携わっていて楽しさを感じるのは、建築主の方や土地が他には無いというところだ。
どんな方から依頼が来るのかは全くわからないし、どんな場所で建てるかもわからない。
日頃からの建築的な経験や情報の積み重ねは貯めていっている。
だが、いざ建築主さんや土地との出会いがあった時から求められることの重要なことのひとつは、どうリアクションをするかというところだと思う。
土地や希望や、建築主さんから漂う気配などを汲み取った上で、それらを貫いていく構造のようなものを見出して、コンセプトを考えて提案する。
その時に、昔考えていたアイデアや知識が、アイデアの想像を妨げたりすることも多くある。
そして、提案した内容に対してのリアクションも様々で、予測不可能である。
それらの反応は、計画当初から織り込んで無かったりするので、そこでどうリアクションするかを考えることは、設計の実務におけるデザインの醍醐味であったりする。
施設など不特定多数が利用するような建物であれば、変化を織り込んだ形式を主とした建築を提案すれば、ある程度の希望の変化も調整しつつ進めれるかもしれない。
ただ、住宅規模でのそういった路線は、内容が希薄になったり、形式が感じられすぎて、どこかよそよそしい感じや既視感のある建物になることもあるので、注意が必要である。
住宅規模の建物においては、リアクションの能力を高めることが、最終的に他にはない空間デザインの提案が出来上がる重要な要素のひとつではないかと考えている。

先日新規で提案を行いました。
敷地を5つに分割し、同じ建物を5棟建てる計画になります。
一つ一つの敷地の面積が小さく狭小になりますがどこまでゆとり
があり広々と感じられる空間とできるかを検討しています。
狭小ならではの面白さを考えていけたらと思っています。

静岡:建売プロジェクト 現場の様子です。
2つの中庭がLDKに面しています。
中庭の間には、ダイニングテーブルを置く予定です。
明るくて開放的なLDKになりそうです。

長野:軽井沢の家
電気が通り、照明の様子を確認できるようになりました。
壁に埋め込まれたライン照明が室内のメインの照明になります。
床から天井まで通っていて目線に入るので電気がついていない時にきれいに見えるように
器具選定、壁の下地のつくりかたをどうするかについて時間をかけて打合せをしました。

セミナールームからの見え方の検討中です。
1階から地層が隆起して、
視線を遮らないように、床を下げて地面にうまっているようなスペースをつくったりしています。
ちょっとした段差が展示スペースにもなりそうです。

掘削工事が終わると、基礎工事のための、通りを出すための墨だしが行われます。
各部の寸法に間違いがないか、設計図書と整合が取れているか確認していきます。
今回は、敷地に高低差があり、建物もそれに倣って、床にレベル差がある計画になっています。
墨だしだけを見ても、建物の外形がなかなか分からないものです、工事が進んで形ができてくるのが楽しみです。

階段を作っている鉄工所へ、
制作途中の階段を、見に行ってきました。
今回は、角鋼をトラス状に組んだ階段です。
繊細な線の階段フレームに、木の踏み板が載ります。
そろそろ現場に搬入となります。

狭小住宅へのコミニュケーション
事務所を設立し、計画案件として多かったのが小さい敷地に建てる家でした。
15坪以下もあれば、20坪くらい大きさでも、間口が狭かったり、変形地だったりといった敷地の計画です。
小さい敷地は標準的なスケール感とは違う計画をしないと家の機能が収まらないので、そういった普通ではないスケール感の提案を、クライアントと話し合うことが必要です。例えば、浴室が四角のかたちで収まらないので長方形になるとか、子供部屋が2帖くらいの大きさだとか。天井高さが2メートルになるなどです。
通常の大きさの家の計画よりクライアントと話し合う内容が多くなります。
小さい家の計画からがコミニュケーションのデザインの始まりなのかも知れません。
様々な用途、規模、要望の案件を設計させてもらっている今、話し合うことはコミニュケーションのデザインを創り出す基本となっています。