日々のこと

大阪:旭区の家

TV配置の調整とキッチン前にカウンターを増設した案を検討しました。

キッチン前にカウンターができたのでキッチンの解放感がよりいっそう出たのかなと思います。

カウンターから食事や映画の鑑賞、お子様のワークスペースとしても利用でき

いろんな用途で便利な配置になったと思います。

ガレージと屋根付きの駐車スペースの違い

第31回目はビルトインガレージではなく、屋根付きの駐車スペースとして提案させていただいた事例をご紹介します。

神戸北の平屋

 

こちらの建物は、大きな屋根下、コンクリートの壁が入り組みながら凸凹を
を作って、その一つが玄関であり、駐車スペースになっています。


猪名川の家

こちらの物件は、車を3台駐車するうちの1台は屋根が欲しいとのご相談でした。
シャッターは不要とのことでしたので、建物の外観と合わせて、三角屋根の
屋根付きの駐車スペースを提案しました。


昭和町の家

こちらの間口の狭い奥行きの深い敷地でした。
一般的に考えれば、建物の前に、車止めるだけで十分なのですが、
居住空間を持ち上げ、一階をピロティとして、車の止めるための空間を作りました。


箕面北の家

こちらの建物の大屋根の軒が建物から大きく広がることで、建物の横に車を止めると、庇のような役割を果たしています。

 

 

どの建物も雨がかからないように、屋根がかかっていますが、ガレージハウスとの
大きな違いは、閉じないという点です。

閉じることで、外部でありながらもガレージは一つの部屋のように使うことができます。

また、車を眺めたり、車の整備をしたりなど、車が生活の一部になっている場合は、

ビルトインガレージにすることをお勧めします。

 

一方で、駐車スペースの場合は、ガレージと違いシャッターの開閉に時間がかかることがありません。

車を移動手段であると割り切っている方にはガレージではなく、屋根の付きの駐車スペースをお勧めします。

建築の外観デザインを考える時に、ガレージのデザインはとても重要です。
単にカーポートを設置すると、建物としては残念な事になってしまいます。

カーポートは外構だから、建物とは別という考えではなく、駐車場の屋根も含めて建築デザインとして考えることが、とても重要となってきます。

カーリフトのあるガレージハウス HPに公開しました

 

カーリフトのあるガレージハウスをHPに公開しました

 

都市部にありながら、道路の向こうには眺望が開けており、室内からの眺望を確保するため、なるべく高さのある建物を望まれました。

クライアントからの大きな要望は、車3台分のインナーガレージを設けることで、それらの愛車を室内から眺めたいという要望でした。

そこで私たちは、ガレージと居住空間を切り離すのではなく、融合させるという大胆な発想に至りました。

ガラス越しに様々な角度から愛車を眺めるという体験は、まさにオーナーのための特別な空間となっています。

敷地の西側が道路に面していることから、西側のほぼ全面を外付けのブラインドで覆うようにし、機能性と統一感のある外観を実現しました。

仕上げのコミュニケーション

建築の仕上げは、まずはクライアントの好みのイメージから始まるのですが、好みの素材や色をどこに使っていくのかは建築と仕上とのコミュニケーションとなります。

例えば、木やコンクリートや石を使いたいというクライアントに対して、どの素材を多く使いたいか、また床や壁など、どこに使っていきたいかなどは設計者とクライアントとのコミュニケーションによって決まってゆく。

素材をどのように建築に活かしていくかは、計画される建築と素材とのコミュニケーションによるかと思います。

計画される空間には、ひとつひとつ特徴が出てきます。例えばブロックが重なったような外観、空間であったり、壁と屋根が分離されているような感じだったり、曲面が特徴的な建物だったりといったところでしょうか。そういった特徴に対して素材を決めていくことがあります。

未分類

兵庫:提案

兵庫:提案

戸建て住宅の提案です。

数家族が集まったときにみんなで過ごせる大きなダイニングがある家です。

小上りになっていたり、掘り込んでいたり、庭が見えたり、雰囲気の異なる

小さなスペースが集まったようなプランになっています。

みんなが集まらないときはそのときの気分で場所を選んで過ごすことができ、

大人数でも小人数でも空間を楽しめるようなフレキシブルな使い方が求められています。

 

 

 

 

 

コミュニケーションのデザイン

法規と関わるコミュニケーション

街並みを眺めると、建築の知識がある人には見えてくるものがいろいろあるのですが、法規によって建築の形状だったり、街並みが出来上がっていることを感じると思います。

同じような高さが揃っているビル群の風景は、景観を意識して出来上がっているというよりも、高さ制限による。建物の高さが高くなるにつれて、斜めにカットされた外観のビルは斜線制限による。2階建までしかない住宅地も法規によります。

しかし、法規にならうデザインのみであると、一律な建築が建ち並ぶのみとなり、風景全体としてもなんとなく魅力的にならないのでは、と現実の街並みを眺めて思われるのではないでしょうか。

法規条件も敷地条件、気候条件と同等にその土地の特徴と捉えて、建築を考えることが必要なのかもしれません。どの条件も、悪条件だったとしてもじっくり問題を見つめていくと、不利だったことが魅力的なかたちに結びつくかも知れません。