照明:「とりあえずダウンライト」の落とし穴

照明は、建築設計する上では、欠かせないものです。
照明の違いで、空間の見え方は全く違うものになります。
照明プランの計画や、施工時などの注意事項などを、
お知らせしていこうと思います。
「とりあえず明るさを確保できればいい」
「天井をすっきりさせたいから全部ダウンライトで」
と安易に決めてしまうと、
住み始めてから「なんだか落ち着かない」「作業がしにくい」
といった後悔につながることがあります。
1. 「とりあえずダウンライト」の落とし穴
天井に埋め込むダウンライトは、
器具が目立たず空間を広く見せる効果があり、
非常に人気があります。
しかし、部屋全体をダウンライトだけで均一に明るくしようとすると、
以下のようなデメリットが生じることがあります。
• 空間がのっぺりする
均一な光は、オフィスのような機能的な明るさには適していますが、
陰影が乏しく、住まいとしての「くつろぎ」や「奥行き」が失われがちです。
• 眩しさ(グレア)の問題
寝室などで横になったとき、天井のダウンライトの光が直接目に入り、
眩しくてリラックスできないことがあります。
• 影ができやすい
真上からの強い光は、顔に濃い影を落としたり、
手元の作業時に自分の影が邪魔になったりすることがあります。
ただ均等に配置するだけではなく、
生活シーンや家具の配置に合わせて、計画することが重要です。
最近では調光や調色で、シーン設定のできる器具も増えてきています。
そういったものを採用するのも、1つの手法です。