コンクリートの箱があるガレージハウス
第7回目は 松原のガレージハウスをご紹介いたします。
この住宅の敷地は住宅と工場が混在する地域で角地ではあるものの、
景色を望めるというものではありませんでした。
また、お施主様からガレージハウスであること、遊び心のある計画を望まれました。
建物は白い四角形の建物で、大きな扉が2面についています。
中に入ると、コンクリートのボックスがトップライトに照らされて中央に配置されています。
このボックスのある吹抜けはガレージとLDKとの間にあり、外部との緩衝材として機能しています。
ビルトインガレージではガレージと住居部分をどのようにして仕切るかが重要になってきます。
外から帰ってきたときに、外気を家の中に入れないようにしなければなりません。
普通であれば、通路などでガレージから距離を取りますが、
この住宅では中央の吹抜けがあることでガレージから適度な距離を取ることができ、
外から帰ってきたときも、外気の侵入を防ぎます。
逆に扉をすべて開放すれば家の中に外の新鮮な空気を取り込むこともできます。