木とコンクリートの小さなガレージハウス
第5回目は豊中の家をご紹介します。
こちらのガレージハウスは鉄筋コンクリート造の1階部分と木造の2階部分で構成されています。
ガレージの扉はシャッターではなく、三枚の引戸となっています。
この住宅の敷地は住宅密集地であり、特に景色がいいということもなく、どのようにしてプライバシーを保つかが
大きな課題でした。
また、この住宅のお施主様はご趣味が車とバイクをご自身の手で整備されるそうで、
リフトなどを使って本格的に行うため、高い天井もご要望されました。
そこで、車を眺めるガレージではなく、集中して整備ができる環境を整えることを目的とし、
建物自体も外部に対しては閉じることで、内部の豊かさを追求することにしました。
大きな塊を3つに分割したような構成とすることで、それぞれの塊の隙間から、採光や通風を確保するようにしました。
また、内部に光庭を配置し、床をガラスとすることで、暗くなりがちなガレージにも光を届けれらるようになっています。