大阪市内に住む
先日、大阪市内に家作りを考えている方と一緒に、大阪市南部をうろうろしてきました。
いままで通ったことある地域でも、土地探しということで、行ってみるとまた違った見え方になります。
周りの雰囲気や、買い物の場所や前面道路の交通量などなど。
大阪市内は基本的にどこに行っても、建物が密集していますね。
そういった町の雰囲気を感覚的に受け入れることができるかが、都市部で家を建てる時に成功するかどうかのポイントのひとつだと思います。
土地の探し方:東側
東側の土地は西側と似ているところがありますが、東側からの日射を利用すると考えた場合、早起きするにはとてもいいでしょう。
敷地の間口が長いと、南側からの日射も取り入れやすくなりそうですね。
大阪市天王寺区空堀町7-4
藤原・室 建築設計事務所
土地の探し方:買い物
気に入った土地があれば、買い物をどこでするかも調べておきましょう。
車で買い物するのか?仕事帰りに歩いて行ける範囲か?などありますが、都会のど真ん中すぎてスーパーがないエリアや、田舎でも大型ショッピングセンターがあるなど、場所によって違いがあります。
これから土地探しての家作り。
まずは、土地探しからついつい入りがちです。
実際の借り入れや、住まいの要望をまとめながら、土地をさがしましょう。
土地の方で背伸びをしてしまい、実際の家作りが始まったときに、希望がほとんど満たされない家になってしまう可能性もあります。
土地の探し方:日当たり
土地を探す場合、日当りを考える方は多いです。
プライバシーとの関係を考えておく必要があります。
土地だけを見ていたら失敗します。
街を歩いていると、日当りの良い敷地を買ったはずが、大きな窓は一日中カーテン閉めっぱなしで生活している、なんて事もしばしば見受けられます。
また、室内の日光による明るさと、日当りはまた別のものと考えてください。
日当りが悪い敷地でも、自然の光をうまく取り込むことで、明るい家にできる場合もあります。
いつも敷地を見に行ったときは特徴を探ります。
完璧な土地を予算内で探す、というのは現実的に考えて難しい場合が多いです。
でも、完璧ではないけれど、自分の希望で一番優先したいことと、その敷地の特徴が合ったときは、とてもお買い得な買い物になると思います。
写真は和泉の家の写真です。
この家の場合は、外から中が見えない家というのが希望でした。
この敷地は、高台に位置しているので、大きな窓がある道路側の向こう側に家が建っても、かなりの高層マンションとかでなければ大丈夫でした。あとは、敷地の向かいに神社の木があることも決め手でした。
木を見下ろしながらお茶も楽しめるデッキスペースもつくりました。
土地探しでは、土地だけ見ているとついつい、高い土地を買ってしまって、結局建物を節約が必要になり、住まいのグレードが下がりがち。
では、どうすればいいのかといえば、
住まいを考えてから土地を探す、というのがいい方法のひとつです。
土地から探すのではなく、まず、住まい方を考えてから土地を探していきましょう。
土地の探し方:南側
南側に向いた土地は一番人気がありますね。
夏涼しく冬暖かくなりやすい。
でもこれってプランによるんです。
それほど日当りを重視ぜずに、建物の空間を重視したい方は、予算も含めて検討してください。
南向きのいい値段の土地を買いました、でも建物に費用が掛けれませんでした、では、せっかく購入した敷地の価値が半減してしまいます。
プライバシーも考えましょう。
そのようなことを重視して購入すると、南側の敷地を生かすことができます。
土地の探し方:間口
土地探しではなるだけ間口があったほうが良いと、漠然と考える方が多いと思います。ただし、間口が広い方が土地の値段が高い場合があるので、その辺りは最低必要なサイズを考えておきましょう。
昔は間口の大きさで税金が決まっていたところもあるので、間口が狭い土地も多いでしょう。車の入れ方を確認しましょう。
奈良県大和郡山の家ですが、平屋での住まいを考えていく、ということを以前に書きました。
ここから次に進むところで、一番難しかったのは、新しい住まい方を想像することです。
70才後半以降の老後の住まいを考えたときに、平屋の方が暮らしやすい、というのはわかるのだけれど、今まで2階建ての家にしか住んだことがないので、今ひとつ想像がしづらい、ということがありました。
オリジナルの家作りでいつも難しいのは、この住まい方を想像することだと思います。
たとえば、写真で見えてくる出来上がった建物は、たとえば四角い感じの建物である、とか、木を生かしたデザインである、といったところに目がいきがちですが、空間的なつながりや動きも大事なひとつなんです。
この家の場合は、想像はしづらいど、日あたりが良いということで土地を購入されていたので、それが満たされているということが、大きなポイントでした。